サンジがゾロにマーキングを許す場所が一箇所だけある。
普段、ちょっと服を脱いだくらいで見える場所はNGなのだが、内股の付け根のギリギリのところにゾロが鬱血痕をつけても歯型をつけてもサンジは決して文句を言わない。と、言うか率先してそこにつけさせたがる。
だってゾロにしか見せない場所だから。おかげでソコは今ではサンジの性感帯の一つだ。
その場所を執拗に噛まれて、舐められて、サンジの息が乱れた。足の間で蠢くゾロの頭に視覚的にもやられて、サンジはゾロの肩に手を置いた。邪魔をされて怪訝なゾロに、サンジは身体を起こして、
「オレの番な？」
と、ニヤリと笑った。
ゾロの身体に口づけを落としながら、身体を落としていくと、ゾロの指がサンジの後孔に触れた。ゾロの指は丁寧だが、確実にサンジのソコを開いてゆく。ゾロのしたいようにさせながら、サンジはゾロの勃ち上がっている性器に舌を這わせた。既に少し濡れている。でもゾロのソレはまだまだ大きくなることをサンジは知っていた。
「な、もう・・・」
乱れた息の中でサンジがゾロを見上げた。
「おう」
サンジは身を起こすとゾロの肩にしがみつき、ゾロの立ち上がった性器を濡れた後孔に当てる。ゆっくり、ゆっくりとサンジが自ら腰を落としてゆくのをゾロは欲情に満ちて見つめた。
ゾロの性器を身体の奥まで沈めて、サンジは「ふう」と息をついた後、ゆるゆると腰を振った。
サンジの中は熱くてキツイ。ゾロは持っていかれそうになるのを耐えて、サンジのリズムに合わせて、ゆっくりと腰をストロークさせる。
だってもう直ぐだ。もう直ぐサンジは主導権をゾロに渡してくれる。
「ゾロッ」
サンジが甘く、切羽詰ったような声でゾロを呼んだ。ゾロはサンジを一気にベッドに押し倒すと、サンジの足を掲げて、猛然と腰を律動させはじめる。
「う・・・あ・・・、あ、あ、あ」
ゾロに揺さぶられてサンジが喘いだ。
「ゾロ」
潤んだサンジの目がゾロを真っ直ぐに見つめる。ゾロはありったけの思いで見つめ返す。二人の荒れた呼吸が重なり合う。
同じだけの呼吸。
同じだけの快感。
「・・・イク」
そう呟いたサンジの性器の根元を掴んで、ゾロはサンジの射精を塞き止めたまま、サンジの内部を穿った。
「ダメだ、もう・・・、イキてェ」
「もうちょっと辛抱しろ」
あ、あ、あ。と言う喘ぎ声さえ虚ろになる。サンジの視線が宙を彷徨う。サンジの奥を穿って、穿って、穿って。
「イくぞ」
サンジの耳元で囁けば、サンジが阿呆のように何度も頷いた。
「・・・っ」
「くっ」
サンジの奥に何もかもぶちまける瞬間、ゾロはサンジを戒めていた指を解いた。焦らされた絶頂はサンジを貫く。
「堕ちる・・・」
サンジは何度も身体を震わせながら、吐精した。
激しい息をつきながら、サンジの身体の上に倒れこむと、サンジが無意識なのか唇を開いたので、ゾロはそのままその唇に口づけを落とし、舌を絡めあう。ひとしきり、濃厚なキスを楽しんで、顔をあげたら、サンジがまだ冷めやらぬ余韻で目元を染めながら、言った。
「テメェ、最高」
そんなんだから、やっぱりゾロはサンジにメロメロなのだ。
Fin
拙宅絵茶でちかさんと芳賀が合作したイラストに
Natsuさんがこんな素敵なSSをつけてくださいましたｖｖ
あああ、こんなに素敵なSS書いて貰えるなら、
もう少し丁寧に描いておけば良かったね、と
ちかさんと一緒に反省しても後の祭り・・・orz
元にして下さったのがこちらの絵です。
こっぱずかしいので縮小サイズ///
（絵茶ログなのでムダにデカイのだ・・・）
原寸はイラスト部屋に置いてあります。
「いつもよりエロが控えめだね！」
となっちゃんに言ったら、なんと続きのエロエロ編を書いてくれました！！
すっごいエロです！！
ありがとう、なっちゃんｖｖ
恋は媚薬 -3-